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Photoshopのテキストの基本

Photoshopのテキストの基本アイキャッチ

テキスト(文字や段落など)は、色々な設定項目がありますが、ここでは基本となる部分をピックアップして解説しています。

本記事の環境
OS
Mac OS
Photoshop versioin
CC2019(ver.20)
本記事の内容

動画での解説

下記動画は、この記事の動画での解説です。

動画のインデックスは下記の通りです。

  1. テキストの入力(00:24〜)
  2. テキストの修正(01:29〜)
  3. 段落テキストについて(02:25〜)
  4. テキストの調整(04:41〜)
  5. 文字パネルの使い方(05:43〜)
  6. 段落パネルの使い方(14:29〜)

以下で、テキストと写真での解説をしています。

テキストを入力してみよう

テキストの入力

テキストの入力は、文字ツールを使って行います。

ツールパネル:文字ツール

横書き文字ツールは横書き、縦書き文字ツールは縦書きする時に使います。

最も基本的な入力方法ですが、まず、文字ツールでカンバス上をクリックします。
するとテキストが編集できる状態になるので、

テキストの入力

その状態でテキストを入力します。

ポイントテキスト

そして、オプションバーの丸をクリックすると入力が確定します(他のツールを選んでも自動的に確定されます)。

編集の確定

このように、クリックしてから入力するテキストをポイントテキストと言います。
また、テキストを入力すると、自動的にテキストレイヤーが作られます。

テキストレイヤー

テキストの修正

一度確定したテキストを修正するには、

  • ドキュメントエリア上で、文字ツールで修正したいテキストをクリックする
  • ドキュメントエリア上で、移動ツールで修正したいテキストをダブルクリックする
  • レイヤーパネルのテキストレイヤーのレイヤーサムネールをダブルクリックする

のいずれかの方法で、テキストが編集できる状態になるので修正します。

テキストの移動や変形

テキストは移動ツールで移動したり、各種変形ができたりと、通常のレイヤーと同じように操作できます。
また、テキストレイヤーは何度変形しても劣化しません。

段落テキストの入力

段落テキストの入力方法

文字ツールでカンバス上をドラッグし、文字が入る領域を決めてから文字を入力することもできます。

段落テキスト

このように、ドラッグした領域に入力するテキストのことを段落テキストと言います。
また、領域からはみ出したテキスト(オーバーフローテキストと言います)は、表示されませんので注意してください。

段落テキストの変形

段落テキストでは、文字の大きさはそのままで、領域の大きさだけ変えたい場合があると思います。
その時は、文字ツールにしてから領域の大きさを変えてください。

段落テキストの変形

自由変形では、文字の大きさも変わってしまうので注意してください。

段落テキストの自由変形

ポイントテキストと段落テキストの変換

ポイントテキストから段落テキストへの変換

変換したいテキストレイヤーを選択している状態で、[書式]メニュー→[段落テキストへ変換]を選ぶと、ポイントテキストから段落テキストへ変換できます。

書式メニュー→段落テキストに変換

ポイントテキストから段落テキストに変換した時、行ごとに改行が入っているので注意してください。

段落テキストからポイントテキストへの変換

変換したいテキストレイヤーを選択している状態で、[書式]メニュー→[ポイントテキストへ変換]を選ぶと、段落テキストからポイントテキストへの変換できます。

書式メニュー→ポイントテキストに変換

ポイントテキストと段落テキストの使い分け

ポイントテキストと段落テキストの使い分けですが、基本的に、

  • ポイントテキスト:見出し
  • 段落テキスト:本文

に使うことが多いです。
また、ポイントテキストと段落テキストでは、設定できる項目にも差があります。

入力したテキストを調整しよう

入力したテキストは、オプションバーや文字パネル、段落パネルなどで調整できます。
ここでは、文字パネルと段落パネルを使った調整の基本を解説していきます。

テキストを調整するには、調整したいテキストレイヤーをレイヤーパネルで選択しておく必要があります。
また、テキスト全体ではなく部分的に調整したい場合は、文字ツールで調整したい文字だけを選択します。

【部分的に色を変更した例】

文字の部分編集

文字パネルの使い方

文字パネルは[ウィンドウ]メニュー→[文字]で開けます。

文字パネル

下矢印の所を

展開の下矢印ボタン

クリックして展開すると選択肢が現れます。
数値の所は直接数値を打ち込んだり、設定項目のアイコンを

アイコンのドラッグ

左右にドラッグして数値を変えることもできます。
下に、代表的な設定項目を解説します。

(1)フォント

ここでフォントを選べます。下矢印で展開すると下図のようになっていて、

文字パネル:フォントの選択

フィルターでフィルタリングしたり、Typekit(現Adobe Fonts)からフォントをダウンロードしたり、星マークをクリックしてお気に入りの印をつけたりできます。

文字パネル:フォントの展開画面

(2)フォントウェイト

選んだフォントに数種類のウェイト(太さ)が設定されている場合、ここで選べます。

(3)フォントサイズ

フォントの大きさを設定します。
文字ツールで選択している場合のみ、

  • Macはshift+command+>、Winはshift+ctrl+>で1pxずつ大きくする
  • Macはshift+command+<、Winはshift+ctrl+<で1pxずつ小さくする

というショートカットがあります(環境設定の単位がpixelの場合)。

(4)行送り

行間の広さを設定します。行間は、行頭から次の行頭までの間隔です。

行間の説明

文字ツールで選択している場合のみ、

  • Macはoption+↓、Winはalt+↓で1pxずつ広くする
  • Macはoption+↑、Winはalt+↑で1pxずつ狭くする

というショートカットがあります(環境設定の単位がpixelの場合)。

(5)カーニング

文字詰めの設定の一つで、文字の右側の間隔を調整します。
基本的に、ある特定の文字と、その隣の文字という2つの文字間の調整に使います。

カーニングの説明

手動での設定のほか、

  • メトリクス(基本的に欧文用。和文でも設定されているフォントがある)
  • オプティカル(基本的に和文用)

という2つの自動設定があります。

メトリクスは、フォント自体にペアカーニングという情報が設定されている場合に、それが適用されます。ペアカーニング情報がないフォントは、メトリクスを設定しても詰まりません。
オプティカルは、Photoshopが、隣り合った文字と文字の形に基づいて自動的に詰めてくれます。

文字ツールで文字と文字の間にカーソルがある時、

  • Macはoption+→、Winはalt+→で、20ずつ広くする
  • Macはoption+←、Winはalt+←で、20ずつ狭くする

というショートカットがあります(数値は1/1000em単位)。

(6)字送り(トラッキング)

文字詰めの設定の一つで、文字の右側の間隔を調整します。
基本的にテキスト全体の文字間隔の調整に使います。

字送りの説明

文字ツールでテキスト全体を選択している時、カーニングと同じように、

  • Macはoption+→、Winはalt+→で、20ずつ広くする
  • Macはoption+←、Winはalt+←で、20ずつ狭くする

というショートカットが使えます。

(7)文字ツメ

文字詰めの設定の一つで、文字の両側の間隔を調整します。

文字ツメの説明

※(5)〜(7)の文字詰め設定について

文字詰めは奥が深く、デザインによってもバランスのいい文字詰めは変わりますので、これが正解という唯一の数値はありません。
文字詰めについて解説すると長くなるので、ここでは詳しい説明を割愛します。

(8)(9)比率

文字の縦、または横の比率を変えることができます。

(10)ベースラインシフト

ベースラインの高さを調整できます。

ベースラインシフトの説明

(11)テキストカラー

テキストの色を指定します。

(12)アンチエイリアスの設定

一般的にアンチエイリアスとは、簡単に言うとディスプレイ上の境界線を滑らかにすることです。
ここではテキストが滑らかに表示されるようにアンチエイリアスを設定します。
文字のアンチエイリアスは、

  • なし
  • シャープ
  • 鮮明
  • 強く
  • 滑らかに
  • Mac LCD(WinはWindows LCD)
  • Mac(WinはWindows)

の7種類がありますが、以下では[なし][シャープ][鮮明][強く][滑らかに]の5種類を具体的に見てみます。

【なしの例】

アンチエイリアス:なし

【シャープの例】

アンチエイリアス:シャープ

【鮮明の例】

アンチエイリアス:鮮明

【強くの例】

アンチエイリアス:強く

【滑らかにの例】

アンチエイリアス:滑らかに

上記のように、[なし]では文字がガタガタになります。
[シャープ]は一番くっきり表示されますが、複雑な文字が読みにくくなる場合もあります。
[強く]は文字が若干太くなります。
[鮮明]と[滑らかに]に関しては、[シャープ]で複雑な文字が読みにくくなる場合や、[シャープ]より印象を和らげたいときに使用します。

Mac LCD(WinはWindows LCD)とMac(WinはWindows)は、それぞれのOSでの、ブラウザ上の表示を再現したものです。
Mac LCDとMacについて詳しくは、下記の記事が参考になるかもしれません。

※ショートカットで数値を変える時の注意点

(3)〜(6)のショートカットで数値を変える場合ですが、テキストを自由変形で拡大/縮小していると、変動値が変わってしまうので注意してください。

段落パネルの使い方

段落パネルは[ウィンドウ]メニュー→[段落]で開けます。

段落パネル

以下に、代表的な設定項目を解説します。

(1)行揃え

ここでは文字の

  • 左揃え
  • 中央揃え
  • 右揃え

を設定できます。

左揃えの見本
中央揃えの見本
右揃えの見本

テキストを文字ツールで選択している時のみ、それぞれ

  • 左揃え→Mac:shift+command+L、Win:shift+ctrl+L
  • 中央揃え→Mac:shift+command+C、Win:shift+ctrl+C
  • 右揃え→Mac:shift+command+R、Win:shift+ctrl+R

のショートカットが使えます。

(2)均等配置、両端揃え

均等配置、両端揃えは段落テキストにだけ設定できる揃え方です。
行揃えとの違いは、テキストの端まで文字が揃えられるということです。

【行揃え(左揃え)の例】

行揃え(左揃え)の例

【均等配置(最終行左揃え)の例】

均等配置(最終行左揃え)の例

均等配置、両端揃えは、

  • 均等配置(最終行左揃え)
  • 均等配置(最終行中央揃え)
  • 均等配置(最終行右揃え)
  • 両端揃え

を設定できます。

均等配置(最終行左揃え)の見本
均等配置(最終行中央揃え)の見本
均等配置(最終行右揃え)の見本

両端揃えの見本

テキストを文字ツールで選択している時のみ、均等配置(最終行左揃え)だけMacはshift+command+J、Winはshift+ctrl+Jのショートカットが使えます。

(3)インデント

各種のインデントが設定できます。

(4)段落前/後のアキ

Enterやreturnで改行したとき、ここで設定した値が段落前/後のアキになります。

【段落後のアキの例】

段落後のアキの説明

(5)禁則処理

禁則処理とは、ウィキペディアを引用すると、

禁則処理(きんそくしょり)とは、特に日本語の文書作成・組版において、「約物などが行頭・行末などにあってはならない」などとされる禁止事項、または、それらを回避するために、字詰めや文の長さを調整したりすること。
例えば、句読点(。、)や閉じ括弧(」』)】など)と言った約物は、当該文章の行頭に位置させてはならない。

(出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

とあります。
簡単に言うと、日本語の文章を書くときのルールです。

ここでは、そのルールを適用するかどうかを、

  • 禁則を使用しない
  • 弱い禁則
  • 強い禁則

の3つから選べます。
基本的には[強い禁則]を適用しておくのが良いと思います。

(6)文字組み

あらかじめ設定された文字詰めの設定をここで適用できます。

  • なし
  • 約物半角
  • 行末約物半角
  • 行末約物全角
  • 約物全角

の5つから選べます。
どれが正解というものではないので、その時々によって使い分けます。


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