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Photoshop操作の基本のき。画面の見方から最低限知っておきたい基本操作など

Photoshopは非常に多機能なのですが、ここではPhotoshopの最も基本となる操作を抜粋して解説します。Photoshopは同じ目的を達成するのに、複数の方法がある場合が多いので、代表的な操作方法で解説しています。

本記事の環境
OS
Mac OS
対応Photoshop ver.
CC2020、2019

本記事の内容
非表示

動画での解説

下記動画は、この記事の動画での解説です。

動画のインデックスは下記の通りです。

  1. 画面の見方(00:24〜)
  2. 環境設定(02:11〜)
  3. ファイルの開き方(05:03〜)
  4. ファイルの保存方法(05:53〜)
  5. ファイルの閉じ方(07:35〜)
  6. 新規ファイルの作り方(08:01〜)
  7. ファイルの配置方法(09:43〜)
  8. スマートオブジェクトについて(12:14〜)
  9. 移動ツールの使い方(14:00〜)
  10. 手のひらツールの使い方(15:15〜)
  11. 表示の拡大/縮小(15:51〜)
  12. オブジェクトの拡大/縮小、回転(17:18〜)
  13. 作業の取り消し(18:50〜)
  14. ガイドの引き方(20:27〜)
  15. カンバスサイズの変更(22:22〜)
  16. ワークスペースの保存(23:30〜)

以下で、テキストと写真での解説をしています。

画面の見方を知ろう

最初に解説の上で必要な、Photoshop操作画面におけるそれぞれの箇所の名前を簡単に説明します。

Photoshopの画面

①メニューバー

メニューバーは、表示されているそれぞれのメニューで、その内容に応じた色々な操作を行うことができる箇所です。

②オプションバー

オプションは、選択しているツールに対して、色々な設定ができる箇所です。

③ツールバー

ツールバーは、画像の加工や画面操作などの色々なツールが選べる箇所です。
ツールの右下に三角マークがあるものは、

ツールバーの三角マーク

ツールのボタンを長押しすると、その中にさらに格納されているツールを選択することができます。

ツールバーの展開

④ドキュメントウィンドウ

ドキュメントウィンドウは、画像が表示されている領域の箇所です。

⑤パネル

パネルは、例えば色の明るさを変えるパネル、文字の設定をするパネルなど、それぞれの機能ごとに操作をまとめた箇所です。
また、各パネルの右上にあるボタンを「パネルメニュー」といい、ここをクリックすると、さらに色々な機能がまとめられています。

パネルメニュー

環境設定をしよう

操作をする前に、まずはPhotoshopの基本的な設定である環境設定をします。
Macは[Photoshop]メニューに環境設定、Windowsは[編集]メニューに環境設定があります。

環境設定

環境設定の[一般]をクリックすると、下記ダイアログが開きます。

環境設定ダイアログ

環境設定では色々設定できるのですが、最低限設定する箇所は

  • ツール
  • 単位・定規

の2箇所です。

まず[ツール]からですが、ここでは[ベクトルツールと変形をピクセルグリッドにスナップ]の箇所を下記のように設定します。

環境設定-ツール

【Webデザインの場合】

チェックを入れる

【印刷物や、パスを使った切り抜きの場合】

チェックを外した方が良い(チェックを入れたままでもデータ的に問題はないが、操作の自由度が低くなる)

補足

Webデザインの場合に[ベクトルツールと変形をピクセルグリッドにスナップ]にチェックを入れる理由ですが、もしチェックがない場合だと、例えば何かレイアウト要素として100px×100pxの四角形を作った時に、101px×101pxになってしまう可能性があります。
この原理は少し難しい話になるので割愛しますが、チェックを入れる理由は、Webデザインで、より正確なデータを作るためだという認識で大丈夫です。

次に[単位・定規]ですが、ここでは[単位]と[新規ファイルの画像プリセット]の箇所を下記のように設定します。

環境設定-単位・定規

【Webデザインの場合】

  • 単位:[定規]、[文字]ともにpixel
  • 新規ファイルの画像プリセット:[スクリーン解像度]を72pixel/inch

【印刷物の場合】

  • 単位:[定規]はmm、[文字]はpoint
  • 新規ファイルの画像プリセット:[プリント解像度]を300〜350pixel/inch

ファイルの開き方

それではここから、実際の操作の解説をしていきます。
最初に、既にあるファイルをPhotoshopで開いてみます。
まず、[ファイル]メニューの[開く](ショートカット→Mac:command+O(オー)、Win:ctrl+O(オー))をクリックします。

ファイルメニュー:開く

すると下記ダイアログが開くので、

ダイアログ

開きたいファイルがあるフォルダを選択します。そして、開きたいファイルを選択して、開くをクリックすると、

選択して開くをクリック

ファイルを開けます。

ファイルが開く

ファイルの保存方法

ファイルを保存するには、[ファイル]メニューの[保存](ショートカット→Mac:command+S、Win:ctrl+S)、もしくは、[別名で保存](ショートカット→Mac:command+shift+S、Win:ctrl+shift+S)をクリックします。

ファイルメニュー:別名で保存

[保存]の場合、元のファイルに上書き保存します。
[別名で保存]の場合、元のファイルを残して別のファイルとして保存します。
[別名で保存]をクリックすると下記ダイアログが開くので、

ダイアログ

任意の

  • ファイル名
  • 保存する場所
  • フォーマット(ファイル形式)

を指定して、保存をクリックします。

名前をつけて保存

フォーマットですが、基本的には常にPhotoshop標準の「Photoshop」データで保存します。これは、全ての作業内容を保ったまま保存できるからです。
「Photoshop」データのことを、その拡張子から、「PSDデータ」とか単に「PSD」と言ったりします。
その他の形式は、それぞれの形式が必要な時に、元のPSDを残したまま、別名保存や書き出しで保存します。

ファイルの閉じ方

ファイルを閉じるには、[ファイル]メニューの[閉じる](ショートカット→Mac:command+W、Win:ctrl+W)をクリックします。

ファイルメニュー:閉じる

新規ファイルの作り方

既にあるファイルを開くのではなく、一からファイルを作る際は新規ファイルを作成します。
新規ファイルの作成は、[ファイル]メニューの[新規](ショートカット→Mac:command+N、Win:ctrl+N)をクリックします。

ファイルメニュー:新規

すると、下記のダイアログが出てきます。

ダイアログ

ダイアログ上部には、[写真][印刷][アートとイラスト][Web][モバイル][フィルムとビデオ]という、それぞれのデザインに合わせた設定がプリセットとして登録されています。

プリセット

なので、基本的にはその中からプリセットを選んで[作成]をクリックすると、真っ白な新規ファイルができます。
プリセットの中に希望するものがなければ、[プリセットの詳細]で細かく設定することが可能です。

プリセットの詳細

また、プリセットの中にはアートボードにチェックが入っているものがあります。

アートボードのチェック

アートボードにチェックが入っていると、例えばWebデザインの時に、1つのPSDの中に、TOPページと下層ページなど、複数のページを作ることが可能です。
アートボードにチェックが入っていないと、基本的に1つのデータの中に1つのページ(1つの平面)となります。

ファイルの配置方法

現在開いているファイルに、新しく画像などの要素を追加するには、ファイルの配置を行います。ファイルの配置には、

  • 埋め込みを配置([ファイル]メニュー→[埋め込みを配置])
  • リンクを配置([ファイル]メニュー→[リンクを配置])

の2つの方法があります。

ファイルメニュー:配置

この違いを説明するために、現在開いているファイルをファイルA、配置したいファイルをファイルBとします。

ファイルBをファイルAへ配置

まず、[埋め込みを配置]は、配置したいファイルBを、現在のファイルAに丸ごと取り込むという配置方法です。
丸ごと取り込むので、[埋め込みを配置]をした後に、配置したファイルBを削除しても、現在のファイルAには何も影響が出ません。
その代わりファイルサイズが大きくなります。

次に、[リンクを配置]は、配置したいファイルBを、現在のファイルAにリンク情報として取り込むという配置方法です。
実際のデータを取り込んでいないので、[リンクを配置]をした後に、配置したファイルBを削除すると、現在のファイルAで編集上問題が発生してしまいます(通称:リンク切れ)。
その代わりファイルサイズは小さくなります。

【[埋め込みを配置]のメリット/デメリット】

  • メリット:ファイル管理が楽
  • デメリット:ファイル容量が大きくなる

【[リンクを配置]のメリット/デメリット】

  • メリット:ファイル容量が小さくなる
  • デメリット:ファイル管理が大変

[リンクを配置]はリンク切れのリスクがあるので、基本的に[埋め込みを配置]を使うようにしましょう。

[リンクを配置]の活用方法として、共通パーツを切り分けて修正に強いデザインデータを作ることできます。詳しくは別の記事で紹介しようと思います。

配置で読み込んだ画像は、右上の丸をクリックすることで、配置を完了します。

ファイルの配置の完了

スマートオブジェクトについて

埋め込みの配置で読み込んだファイルは、レイヤーパネルのサムネイルを見ると、右下にマークが付いています。

スマートオブジェクトのマーク

[ファイル]メニュー→[開く]から開いた場合、このマークはありません。
このマークの意味は「スマートオブジェクト」ということを表しています。

ここで、オブジェクトとは、配置した画像などPSDの中にあるそれぞれの要素のことです。
スマートオブジェクトとは、元のデータを維持したまま、そのデータに編集を行うことができるオブジェクトです。そのため、拡大/縮小をしても画質が劣化せず、また修正も簡単にできるというメリットがあります。

ポイント

スマートオブジェクトではないビットマップデータは、拡大/縮小をするたびに画質が劣化し、修正も大変なので、基本的にスマートオブジェクトにしておくのが良いです。

スマートオブジェクトではないデータをスマートオブジェクトにするには、スマートオブジェクトにしたいデータを選択している状態で、レイヤーパネルの[パネルメニュー]→[スマートオブジェクトに変換]をクリックします。

スマートオブジェクトへの変換方法

移動ツールの使い方

オブジェクトを移動させるには、[移動]ツール(ショートカット→V)を使います。

移動ツール

移動はドラッグ&ドロップで行います。
オプションバーの自動選択にチェックが入っていない場合、レイヤーパネルで選択されているオブジェクトのみ移動させることができます。
オプションバーの自動選択にチェックが入っている場合、カーソルの真下にあるグループもしくはレイヤーを自動的に選択して移動できます。

移動ツールの自動選択機能

shiftを押しながら移動させることで、まっすぐに移動させることができます。

手のひらツールの使い方

[手のひら]ツール(ショートカット→Hもしくはスペースキー)は、ドラッグ&ドロップで表示範囲を変えることができます。

手のひらツール

ズームツール(表示の拡大/縮小)の使い方

最もよく使う方法

表示を拡大するには、Macはcommand++(プラス)、Winはctrl++(プラス)で可能です。
表示を縮小するには、Macはcommand+−(マイナス)、Winはctrl+−(マイナス)です。

通常の方法

表示を拡大/縮小するには、[ズーム]ツール(ショートカット→Z)を使います。

ズームツール

クリックして拡大したり、ドラッグした範囲を拡大できます。
ドラッグした範囲を拡大するときは、オプションバーの[スクラブズーム]のチェックを外した方が分かりやすいです。

ズームツールのスクラブズーム

また、Macはoption、Winはaltを押しながらだと、アイコンが下記のように変わり、

ズームツールのアイコンの変化

クリックやドラッグで縮小できます。

知っていると便利な方法

[手のひら]ツールの時にMacはcommand、Winはctrlを押しながらで[ズームツール]に切り替えることができます。なので、

  • 表示の拡大→Mac:[手のひら]ツール+command、Win:[手のひら]ツール+ctrl
  • 表示の縮小→Mac:[手のひら]ツール+command+option、Win:[手のひら]ツール+ctrl+alt

ここでさらに、[手のひら]ツールをショートカット:スペースキーに置き換えると、

  • 表示の拡大→Mac:スペースキー+command、Win:スペースキー+ctrl
  • 表示の縮小→Mac:スペースキー+command+option、Win:スペースキー+ctrl+alt

となります。注意点としては、全て同時押しでなく、最初にスペースキーを押してからその他のキーを押します。

一瞬でアートボードサイズに表示を合わせる方法

Macはcommand+0(ゼロ)、Winはctrl+0(ゼロ)で、アートボード全体が収まる表示に合わせることができます。

オブジェクトの拡大/縮小、回転方法

オブジェクトの拡大/縮小や回転は、[編集]メニュー→[変形]→[拡大・縮小]、[回転]でできますが、

編集メニュー:変形

ショートカットがなく効率が悪いので、[編集]メニュー→[自由変形](ショートカット→Mac:command+T、Win:ctrl+T)の方を使います。

編集メニュー:自由変形

自由変形をクリックすると下記のように変形可能な状態になります。

自由変形ができる状態

基本的にはカーソルを6箇所の四角の所へ持っていくと変形が可能です。

カーソルを合わせるポイント

カーソルが下記の時には拡大/縮小、

拡大/縮小のカーソル

カーソルが下記の時には回転が可能です。

回転のカーソル

変形が終われば右上の丸をクリックすると確定されます。

自由変形の決定

初期設定では、通常、比率を保ったまま拡大/縮小されますが、shiftを押しながら変形すると比率に関係なく拡大/縮小できます。
また、Macはoption、Winはaltを押しながら拡大/縮小すると、変形の基準がオブジェクトの中心になります。
回転については、shiftを押しながら回転することで、15°きざみに回転できます。

作業の取り消しの方法

作業をしていると、さっきやった作業を取り消して、その前の状態に戻したい!という時があると思います。その時に使うのが[取り消し]です。

最もよく使う方法

[取り消し]は、[編集]メニュー→[取り消し](ショートカット→Mac:command+Z、Win:ctrl+Z)でできます。

編集メニュー:取り消し/やり直し

[取り消し]を複数回行うと、その度にその一段階前の状態に戻っていきます。
前の状態に戻し過ぎた!という時には、[編集]メニュー→[やり直し](ショートカット→Mac:shift+command+Z、Win:shift+ctrl+Z)で、一段階づつ進めることができます。

もう一つのよく使う方法

[ヒストリー]パネルには、今まで行った作業が記録されています。ヒストリーパネルは、[ウィンドウ]メニュー→[ヒストリー]で開くことができます。

ウィンドウメニュー:ヒストリー

どの段階に戻りたいか/進めたいかを選択することで、取り消し/やり直しをすることができます。

ヒストリーパネル

ガイドの引き方

ガイドとは、位置を合わせる補助線のことです。ガイドの簡単なひき方は、[表示]メニュー→[定規](ショートカット→Mac:command+R、Win:ctrl+R)で、

表示メニュー:定規

ドキュメントウィンドウに定規を表示させ、

ドキュメントウィンドウの定規

定規からドラッグ&ドロップすることでひけます。
ここで、せっかくガイドをひいてもずれてしまっては意味がありません。そのため、[表示]メニュー→[スナップ]にチェックを入れることで、

表示メニュー:スナップ

オブジェクトがガイドに吸着、またその逆の、ガイドがオブジェクトに吸着するようになります。ガイドがオブジェクトに吸着する時は、現在選択しているオブジェクトの上下左右の両端に吸着します。
こうすることで、ガイドを使って正確に整列を行うことができます。

ガイドの表示を消すには[表示]メニュー→[表示・非表示]→[ガイド]のチェックを外します。

表示メニュー:表示・非表示

ガイドのそのものを消すには[表示]メニュー→[ガイドの消去]を選択します。

表示メニュー:ガイドを消去

カンバスサイズの変更

カンバスとは、ドキュメントウィンドウ内の白い領域のことです。

カンバス

新規ファイル作成時にアートボードにチェックを入れた場合、カンバスはアートボードのことになります。カンバスサイズの変更は下記のように行います。

アートボードを使用している場合

[レイヤー]パネルのアートボードを選択し、アートボードの8カ所の四角をドラッグすることでサイズを変更できます。

アートボードサイズの変更

アートボードを使用していない場合

[イメージ]メニュー→[カンバスサイズ]を選択し、

イメージメニュー:カンバスサイズ

数値を変更するとサイズを変更できます。

カンバスサイズの変更

ワークスペースの保存

ワークスペースとはPhotoshopの操作画面のことで、パネルの配置は使いやすいように並べ替えることができます。
使いやすい配置を保存するには、[イメージ]メニュー→[ワークスペース]→[新規ワークスペース]を選択し、

新規ワークスペースの作成

名前をつけると保存できます。

ワークスペースの保存

保存したワークスペースは、[イメージ]メニュー→[ワークスペース]から任意のものを選択することで、いつでも呼び出せます(この例では画像加工と、レイアウトが保存したワークスペースです)。

保存したワークスペースの呼び出し

最後に

よく使う機能はショートカットを覚えると作業効率化につながるので、積極的にショートカットを使っていきましょう。

デザインカンプの作り方が解説してある本

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