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Webサイト制作のヒアリングで聞くべきこと

本記事の内容
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最初に

Webサイトの制作はまずヒアリングから始まりますが、一体何を聞けば…??という方向けに、ここでは基本的なところを解説していきます。
ヒアリングで聞く項目やどこに重点を置くかは、人それぞれであったり、案件にもよるので、どれが正解だとかではないですが、一つの参考にしていただければと思います。

クライアントさんが本当にほしいものは?

最初に質問なのですが、Webサイトの制作を依頼されるクライアントさんがほしいものは、Webサイトなのでしょうか?

クライアントさんが本当にほしいものは、Webサイトそのものではなく、Webサイトを作ることによって得られる効果(例えば、売上アップや、集客数のアップ、認知度のアップなど)の方がほしいはずです。

そう考えると、何か達成したい目的があって、そのための手段としてWebサイトの制作を選ばれていると言えます。

手段としてのWebサイト

そのため、ヒアリングの結果、目的を達成するには「Webサイト制作以外の別の手段の方が適している」ということがあってもおかしくはありません。

目的と手段について分かりやすく例えるなら、「紙を切りたい」という目的に対して、紙を切る手段には、はさみやカッター、裁断機など、複数の選択肢があります。
数百枚の紙を切る場合は裁断機を使うのが便利ですが、1枚の紙を切る場合は、はさみやカッターの方が手軽で便利かもしれないように、それぞれにメリットやデメリットがあります。
そもそも、カット済みの紙が売ってあるかもしれません。

以上のように、クライアントさんは目的達成のための手段の一つとしてWebサイトを選ばれており、場合によっては別の手段の方が適している可能性もあるということを念頭に置いておく必要があります。

ヒアリングの基本の3つの視点

Webサイト制作のヒアリングで聞くべきことですが、Webサイト制作の流れを確認してみよう!の企画で行うことでも触れたように、基本的には、

  • 事業のこと
  • ユーザーのこと
  • Webサイトのこと

の3つの視点から深掘りして聞いていきます。

また、事前にクライアントさんやその業界について調べておくと、ヒアリングで疑問点を解決したり、議論することで、より多くの情報を得ることができると言えます。

ヒアリング時の話の流れにもよりますが、まずは事業のことを詳しく知らないと、Webサイトを制作することが、目的達成のための手段となるのか判断できません。
なので最初は、事業とターゲットユーザーのことからヒアリングするのが良いのではないかと思います。
本記事の最後に用意しているサンプルヒアリングシートにもまとめていますが、

  • どんな事業(サービス/商品)なのか
  • 誰のどんな問題を解決する事業なのか(ターゲットユーザー)
  • サービス/商品の価格や販路
  • Webサイト以外の、情報発信をしている媒体
  • 事業(サービス/商品)の強みや弱み
  • 競合や理想とする企業
  • 現状の課題

などをヒアリングします。

そして事業を理解したうえで、なぜWebサイトを作ろうと思ったのかの背景や、Webサイトを作ることで解決しようとした課題についてヒアリングします。
内容次第では、もしかしたらWebサイト制作以外の方法が良い場合もあるかもしれません。

それらのヒアリングの後に、Webサイトの内容や機能、デザインのことなどをヒアリングします。

あと確認しておくこととしては、ドメインやサーバーの有無、運用・保守は誰が担当するのかなどを確認しておきます。

最後に

ヒアリングはその後のWebサイト制作に大きく影響しますので、ヒアリングシートなどを用意して、ヒアリングしたいことをまとめておくと安心です。

また、ヒアリングですが「言われたことをそのまま作るためのもの」ではなく、あくまでも話し合うために現在のクライアントの考えを把握するためのものですので、それが正解ではなく、話し合いの土台となるものだと認識いただければと思います。

下記のボタンからサンプルヒアリングシートをダウンロードできますので、参考にしてみてください。
このサンプルヒアリングシートは、どの案件もこれ一つあれば十分!というものではないので、それぞれの案件で必要なヒアリング事項を別紙で作るなどして、活用してもらえればと思います!

サンプルヒアリングシート
サンプルヒアリングシート
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