ペルソナを作ってユーザーのことを深く考えてみよう!
ペルソナってなに?
ペルソナとは、ある商品やサービスが想定する利用者(ターゲット)について、詳しく人物像を設定した代表的な架空の人物のことです。
例えば、ターゲットが
- 30代男性
の場合、ペルソナは、
- 名前は○○さん
- 35歳
- ○○○○在住
- 職業は○○ …etc
というように、より具体的な人物像を設定します。
なんでペルソナを作るの?
ペルソナを作ることで、その人が普段どんな生活しているのか?や、何を考えているのだろう?ということが想像しやすくなり、よりユーザーの目線に立って、行動や気持ちを考えやすくなるからです。
また、チームで考えるとき、例えば「20代女性」というターゲットの設定だけでは、ある人は「活発な20歳の女性」をイメージし、またある人は「落ち着いた28歳の女性」をイメージするなど、イメージする人物像に大きな違いがうまれる可能性があるので、それを防ぎ、イメージを統一する目的もあります。
以上のように、ペルソナは商品やサービス、Webサイト、アプリなどを作る上で、判断基準の一つとなります。
また、実際の調査データなどがある場合、そのデータを基にした情報から作ることで、より現実的なペルソナを作れると言えます。
ペルソナを作ってみよう!
ペルソナの作り方も人それぞれだと思いますので、ここでは一例として捉えてください。
それから、ペルソナ作りのワークシートを記事の最後でダウンロードできますので、そちらも参考にしてみてください。
1.基本情報を設定する
まず、プロフィールのような基本情報を設定します。ここでは、
- 氏名
- 年齢
- 性別
- 居住地
- 家族構成
- 年収
- 職業
- 職場の所在地
- 趣味や興味のあること
- 主な情報収集方法
- よく使うSNSやアプリ
などについて設定します。
2.生活パターンや日常の行動の特徴を洗い出す
基本情報を設定することで、ペルソナの生活パターンや、普段どのような行動をしているのか?を具体的に考えることができます。
家族構成で生活は大きく変わるでしょうし、年収や趣味の有無によって休日の過ごし方も変わるはずです。
3.悩みや目標など、よく考えていることを洗い出す
基本情報や生活パターンから、ペルソナが今何に悩んでいるのか?や、何を目標としているのか?など、日常の中でよく考えていることが何かを考えることができます。
ここにユーザーのニーズやウォンツのヒントとなるものがあると考えられます。
4.消費行動の特徴を洗い出す
最後に、生活パターンや、悩み・目標がわかると、ペルソナがどんなお金の使い方をしているのか?という消費行動の傾向が見えてくると思います。
- 何に?(サービスや商品)
- いくら?(金額)
- どれくらいの頻度で?
- どんな目的で?
- 比較検討時に、どんな基準で選ぶ?
などについて考えます。お金の使い方は、実際のサービスや商品を購入してもらう時に重要な項目となります。
最後に
ペルソナは商品やサービス、Webサイト、アプリなどを作る上で、何か判断に迷った時、「この人に使ってもらうにはどうしたらいいのだろう?」という考える軸の一つになります。
ペルソナを作ることでユーザーの目線に立って考えることができますので、ぜひ活用してみてください!
ペルソナ作成シートのサンプルは、下記のボタンからダウンロードできます。